自然の風景

桜と海棠

近くの公園はこのあたり限定の桜の名所である。「桜まつり」と称してもう二週も前の週末からイベントをやっている。 だが、開花宣言のあとに冷え込んだため、なかなか花が咲かず、気勢のあがらないまま、ちょっと間の抜けた空白がつづいていた...
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映画『フロスト×ニクソン』

合州国史上最大のネタキャラであるニクソンを題材にした作品。もとは舞台だが、よく映画的に消化してあり、見応えがある。 テレビの人気司会者にしてコメディアン、デイヴィッド・フロストが、大統領を辞任したニクソンにインタビューを申し込む。ニク...
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映画『小三治』

柳家小三治師匠のドキュメンタリー。 寄席、楽屋、旅先、稽古場。小三治の出かけるところならどこへでも、カメラがとことこついてゆく。つかず離れず、奇をてらわず、小三治に寄り添いつづける。その間合いがいい。 小三治の口をついて出てくる...
エッセイ

伏姫桜

3月も早くも終わり。ちょこちょこ用事があったものの、合間をみてせっせと仕事をしてすごした。前から書かねばとおもながら、むずかしくて書きあぐねていた論文を、上旬に『アトラクションの日常』を脱稿した余勢をかって書きあげた。ちょうど50枚...
ゼミ・授業

林檎顔

卒業旅行に行った学生のお土産としてもらった。メキシコで見つけたのだそうだ。用途は不明。研究室に飾っておくようにと厳命されているので、そうします。
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ラーメンガールとホノカアボーイ

前者は2月に観た。後者は最近観たばかり。たんに行き当たりばったりに観たにすぎないのだが、あとから考えみれば、双子のような作品である。 前者は、米国から日本へやってきて、ラーメン屋で修業することになる二十代半ばの女性が主人公。後者は、日...
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映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』

WBC、優勝おめでとう。延長に入ってからは、もうテレビを見ていられませんでした。 さて、このところ観た映画のなかで、予想外に(といっては失礼なのだが)面白かったのがこの作品である。二度観た。シリーズ第一作『チーム・バチスタの栄光』は原...
ゼミ・授業

卒業式

昨日は卒業式だった。ぽかぽか陽気につつまれた穏やかな一日だった。 今年の卒業生の多くは、ぼくが明学にやってきたときにちょうど2年生になった学年だ。カリキュラムの都合上かれらは芸術メディア系列の選択ができないので、卒論指導を直接担当した...
映画を観る

映画『ヤッターマン』

『ヤッターマン』(三池崇史監督)を観た。 アニメの名作の実写映画化というと、設定だけ借りて、実際にはまったく別の物語をつくるケースが多い。しかも得てしてそれで失敗する。この映画はその正反対。1970年代のアニメの設定とパターンをまるっ...
メディア論の視座

産官学複合体

原島博先生の最終講義を拝聴してきた。 原島先生は、編集者時代にひとかたならぬお世話になったのみならず、ぼくが情報学環に入るきっかけを与えてもくださった方である。院生時代は、直接の専門はまったく異なるのだが、ずっと副指導教官としてご指導...
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