メディア論の視座

秋葉原の地霊

昨日の続き。 秋葉原無差別殺人事件(と一般にはよばれているのかな)そのものというより、その言説について。この事件について、ぼくは公式に発言したことはない。なんだか誰も彼もが何かを言いたがる。つむじ曲がりとしては、当然そこから距離を置く...
メディア論の視座

10月初めから気管支の腫れに苦しめられていた。ある日学生が来て、そんなに大変なら、うちの弟が喘息のときに飲んで効いた良い薬があるからわけてあげましょうかと言った。気持ちはありがたいが、学生にそこまで言わせるようではいけない。即日、いつも子ど...
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映画『グーグーだって猫である』

『グーグーだって猫である』(犬童一心監督)を観た。佳作になりそこねた作品である。 全体を覆っているのは「気配り」だ。原作と原作者をリスペクトし、小泉今日子を大事にし、スポンサーにも揉み手をし、舞台となる吉祥寺の街にも気をつかい、猫好き...
自然の風景

息苦しい

このところ息苦しい。世の中が息苦しいのはいうまでもないが、文字どおりの意味である。気管支が腫れ、息を吸ってもなかなか入ってこないのだ。 夜になると、とくにひどい。のどからヒューヒューと音がする。よく眠れないし、眠れば夢ばかり見...
サイト更新のお知らせ

留学記はじめました

芸術メディア系列の3年生が一名、夏からドイツに一年間の認定留学に出かけている。その彼女が毎週ドイツで見つけた話題を綴るエッセイの連載を始めた。これも授業の一環である。 毎週ひとつテーマを見つける。それについて、ネットや文献をあたったり...
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映画『おくりびと』

映画『おくりびと』(滝田洋二郎監督)を観た。 庄内の街と自然を舞台に、納棺師の世界を描く。その素材ゆえ、わたしたちの生がつねにさまざまな死と隣りあわせであること、あるいは両者が幾重にも重なりあっていることが、手を替え品を替え反復され、...
登壇・レクチャーのお知らせ

文化社会学研究会のお知らせ

長谷正人先生(早稲田大学)が代表をつとめておられる文化社会学研究会でお話をさせていただくことになりました。参加自由。10月25日(土)。どうぞお運びください。 ▼第25回文化社会学研究会 報告: 長谷川一氏(明治学院大学文学部...
その他の散歩旅

海まで自転車で

秋めいた風の吹く午後、海まで自転車で走ってみることにした。 江戸川左岸(東岸)の土手ぞいには250mおきに標識がたち、海までの距離が記されている。15-6kmも走れば河口に達するはずだ。 鉄道や道路の橋をいくつもくぐって...
ブログ整備

じぶんの仕事

サイドカラムをごらんのように修正してみた。エントリーがらみの表示を右カラムにまとめ、空いた左カラムに著作紹介と最近の仕事を追加した。ここを訪問してくださる方に、ぼくがどんな仕事をしている人間か、およそのことを一目でつかんでいただけるようにし...
映画を観る

映画『アキレスと亀』

北野武監督『アキレスと亀』を観た。たまたま女性割引の日だったせいか、客席には女性、それも杖や車椅子で来場される年配の女性の姿が目立つ。北野作品がみなそんな客層なのかどうかは知らない。あるとき暴力物は一切観ないことに決めて以来、その方面からは...
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