Black Lives Matter

メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 8——ゴスペル版「スタンド・バイ・ミー」

ニューメキシコ州にて(著者撮影) ザ・インプレッションズの名曲 People Get Ready の歌詞を、北米における黒人の歴史と文化に即して理解してゆく話その8。前回(その7)はこちら。 ここまで数回にわたって見て...
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ヨルダン行きの列車に乗って 5——ヨルダンとはどこか?

People Get Ready の歌詞において中心となっている「列車」のモティーフは、19世紀に実在した奴隷黒人逃亡支援を目的とした地下組織「アンダーグラウンド・レイルロード(地下鉄道)」の記憶と結びついていると前回(その4)にて述べた...
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ヨルダン行きの列車に乗って 4——アンダーグラウンド・レイルロード

People Get Ready の歌詞に登場する「列車」は、まさに列車でなければならないという必然性にもとづいている。そしてそれは、実在の列車のことではなく、想像的な列車であり、重層的なメタファーである。メタファーが1枚だけではなく重層...
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ヨルダン行きの列車に乗って 2——歌詞を訳す

グリーンフィールド・ヴィレッジのはずれから見たディアボーン駅構内留置線(ミシガン州、著者撮影) その1のつづき。 People Get Ready の歌詞の意味を整理してゆこう。 まず歌詞(英語)の確認だ。ネット...
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ヨルダン行きの列車に乗って 1—— People Get Ready (1965)

カラマズーにて(ミシガン州、著者撮影) 前回触れたマーヴィン・ゲイの What’s Going On は70年代に入ってからの曲だが、それよりも前、1960年代にも、公民権運動を背景にした曲は少なくない。 ザ・インプレ...
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What’s Going On のアクチュアリティ

モータウン・ミュージアム(ミシガン州デトロイト、著者撮影) マーヴィン・ゲイの名曲 What’s Going On が、1960年代後半の公民権運動やベトナム反戦運動の高まりを背景に書かれたことはよく知られている。この曲にはこれまで...
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21世紀の「奇妙な果実」

ビリー・ホリデイの代名詞ともいえる「奇妙な果実」(1939年)は、20世紀ポピュラー音楽を代表する名曲のひとつである。 最初に書かれたのは1930年のことだったという。作詞・作曲はルイス・アレン(本名エイベル・ミーアポル)というユダ...
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「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 1

ラファイエット広場側から見たホワイトハウス(著者撮影、2017年12月) トランプの連邦軍投入発言 トランプ大統領の言動が、中国共産党のそれに似てきた。 全米にひろがるBlack Lives Matterの抗議活動をめぐ...
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