自然の風景狂い咲き 紅玉に花が咲いている。狂い咲きというやつだ。11月だというのに妙に暖かい日が続いていたせいだろう。 狂い咲きだから、受粉できず、結実もしないだろう。この花は、ただ咲いて、散ってゆくだけだ。 それでもヒヨドリがめざとく花を... 2011.11.08自然の風景エッセイ
エッセイ紅玉の果実 庭の紅玉に今年はたくさん実がなった。数えたわけではないが、花の終わった段階で、20個以上あっただろうか。 まずまず順調に成長していたが、7月あたりから、ぽつりぽつりと落果が見られるようになった。残念だが仕方ない。袋がけはおろか... 2011.09.09エッセイ
エッセイ梅と林檎 木が好きだ。 狭くてかまわないので庭がほしいとおもったのは、木が植えたかったからだった。だから、いまの家に越してきて最初にしたのは、シャベルと苗を買ってきて、庭に木々を植えることだった。 近所の林や、大学の構内で拾ったどんぐりを... 2011.06.07エッセイ
生活の道具最近の散財:フットヒーター しばらく前のことだが、メトロ・フットヒーター (MFH-180ET) というのを買った。仕事机の足元におき、そこに足を載せて暖めるというものだ。調べたかぎりでは Amazon.co.jp が最安で、約8000円だった。 製造元... 2011.03.10生活の道具
エッセイ雪の朝 市川にも雪が降った。 朝、《くんくん》がひとりで起き、着替えて出ていった。めずらしいこともあるものだとおもっていたら、すぐに戻ってきて、「雪ふってるよ!」といった。窓の外をみると、かなりの勢いで白いものが舞っている。いましがた... 2011.01.16エッセイ
自然の風景めまいのするメジロ 朝、スクリーンをあげると、デッキにメジロがいた。 メジロを見かけるときは、たいてい、つがいだ。なのに今朝のは一羽だけ。横を向いたまま、身動きしない。羽が少し乱れている。もしかしたら、窓のガラスに衝突したのかもしれない。 ... 2010.12.26自然の風景エッセイ
エッセイストーヴ初焚き ストーヴに火を入れた。今シーズンの初焚きである。10月のうちから焚きはじめたのは、このうち始まって以来初めてではないか。 お昼前の気温が9度に届かない。先週までは昼間は汗をかくくらいだったし、蚊に刺されることもあった。なのに一... 2010.10.29エッセイ
エッセイ物置小屋 わが家に小さな物置小屋ができたのは今年の春のことだ。初めから母屋同様、趙海光さんに設計してもらうつもりでいた。物置ならスチール製の既製品をホームセンターでいくらでも売っているこのご時世になにを酔狂な、といわれるが、別にかまわない。何... 2006.09.21エッセイ
メディア論の視座『室内』休刊 雑誌『室内』が、発売中の2006年3月号をもって「一旦、休刊」する。休刊といえば、ふつうは一休みしてまた出直すのだとおもうだろう。休刊と称して刊行を停止した雑誌は数知れないが、のちに文字どおり復刊を果たしたものはいくつもない。事実上の終刊で... 2006.03.14メディア論の視座エッセイ