メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 8——ゴスペル版「スタンド・バイ・ミー」 ニューメキシコ州にて(著者撮影) ザ・インプレッションズの名曲 People Get Ready の歌詞を、北米における黒人の歴史と文化に即して理解してゆく話その8。前回(その7)はこちら。 ここまで数回にわたって見て... 2020.07.30メディア論の視座
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 7——基層としての黒人霊歌 ザ・インプレッションズの名曲 People Get Ready の歌詞を、北米における黒人の歴史と文化に即して理解してゆく話その7。前回(その6)はこちら。 前回(その6)では、歌詞中の列車がなぜヨルダン行きなのかという前々... 2020.07.20メディア論の視座
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 6——「約束の地」ヨルダン川 People Get Ready の歌詞にいう「ヨルダン」とは、国や街ではなく、具体的には「ヨルダン川」のことをさしている。そして「ヨルダン川 River Jordan」とは、先述したアンダーグラウンド・レイルロードの隠語で、オハイオ川 ... 2020.07.13メディア論の視座
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 5——ヨルダンとはどこか? People Get Ready の歌詞において中心となっている「列車」のモティーフは、19世紀に実在した奴隷黒人逃亡支援を目的とした地下組織「アンダーグラウンド・レイルロード(地下鉄道)」の記憶と結びついていると前回(その4)にて述べた... 2020.07.08メディア論の視座
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 4——アンダーグラウンド・レイルロード People Get Ready の歌詞に登場する「列車」は、まさに列車でなければならないという必然性にもとづいている。そしてそれは、実在の列車のことではなく、想像的な列車であり、重層的なメタファーである。メタファーが1枚だけではなく重層... 2020.07.01メディア論の視座
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 3——なぜ「列車」なのか? シカゴ・ユニオン駅の地下ホームに入線したアムトラックのウォルバリン号。先頭はGEジェネシスP42DC型ディーゼル機関車(イリノイ州、著者撮影) その2のつづき。前回は、People Get Ready の英語の原詞を日本語に訳してみ... 2020.06.30メディア論の視座
翻訳ヨルダン行きの列車に乗って 2——歌詞を訳す グリーンフィールド・ヴィレッジのはずれから見たディアボーン駅構内留置線(ミシガン州、著者撮影) その1のつづき。 People Get Ready の歌詞の意味を整理してゆこう。 まず歌詞(英語)の確認だ。ネット... 2020.06.29翻訳
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 1—— People Get Ready (1965) カラマズーにて(ミシガン州、著者撮影) 前回触れたマーヴィン・ゲイの What’s Going On は70年代に入ってからの曲だが、それよりも前、1960年代にも、公民権運動を背景にした曲は少なくない。 ザ・インプレ... 2020.06.26メディア論の視座