ホーム > その他の乗りもの | 日にち雑記 > 水陸両用車に出会う

水陸両用車に出会う

散歩をしていたら奇妙な形をした車が停まっているのに気がついた。なんだろう?

近寄ってみると、こんな恰好をしていた。水陸両用車のアンフィレンジャー (2800SR)、ドイツのRMA社製である。初めて見た。

160225amphiranger01

オーナーの方に挨拶をして、写真を撮らせてもらった。陸上ではジープのような四駆(パートタイム)として走行し、水上ではスクリューに切り替えて船舶として航行する。むろん運転免許のほかに小型船舶の免許も必要だし、車のほうも車検だけでなく船舶検査も受けなければならない。小型ではなく特殊船舶なので、ホバークラフトなどと同じ扱いなのだそうだ。

車体はアルミ製。ぼくのディフェンダーも同じくアルミ製車体だが、隙間だらけのディフェンダーとはちがい、こちらはがっちり気密が確保されている。

おしりのところについた大きなスクリュー。ガソリンタンクは80リッター入り、洋上では三速で220分、二速で150分航行できるという。予備タンクはもっていかない。洋上ではどのみち補給できないから、とのこと。

160225amphiranger02

荷室にはパドルや浮き輪など、船舶に必要な装備が常備されている。

エンジンはフォード製のガソリン。排気量を訊くのを忘れたが、あとで調べたら水冷V6SOHCの2800ccだそうだ。

160225amphiranger05

運転席側の屋根に吸気口があり、排気口は助手席の前の左側方部にある。下の写真はその排気口だ。この排気口は水上では自動フラップによって閉塞されるという。

160225amphiranger06

こちらはコックピット。ハンドルの脇に浸水してきた水を排出するビルジポンプのボタンがあった。運転席の横の床は簡単にはずすことができる。ビルジのようすを覗き見るためだそうだ。

160225amphiranger03

こちらは船舶として航行中に使用する灯火類のスイッチ。マスト灯などはふだんは荷室に積んである。サンルーフのように見える屋根のガラス部は、緊急脱出口である。

160225amphiranger04

車体の下部は船底の形状のカウルで覆われている。浸水を防ぐため、ドライブシャフトのまわりなどはすべてシールされている。そのため、整備や修理を実施しようにも、通常の車のように下からアクセスすることができない。車内の床をはずして作業するのだという。

日商岩井が並行輸入していたそうだが、すでに本国でも生産中止となって久しい。部品供給もなく、ディーラーもないため、整備は自力。

平日は一所懸命はたらいて土日はこいつの整備に費やしているとオーナーは笑っておられた。パワステが壊れたのでじぶんで削り出して自作したというような話を聞くと、維持するのはただ事ではない。よほど好きでなければ乗り続けられないだろう。

いいものを見せていただきました。お近くのようなので、またお会いしましょう。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://swingbooks.jp/2016/02/26/amphiranger/trackback/?_wpnonce=77e7d9291c
トラックバックの送信元リスト
水陸両用車に出会う - 散歩の思考 : SwingBooks.jp より

ホーム > その他の乗りもの | 日にち雑記 > 水陸両用車に出会う

Related Other Sites
Recent Posts
Categories
  • ゼミ・授業 (144)
  • 考えたこと (131)
  • 日にち雑記 (240)
Pages
Monthly Archives
Search This Site
Subscribe SwingBooks
Lab & Seminar
RSS hajime-semi Blog
  • それらしさから抜け出すこと 2016年12月9日
     こんにちは〈KUJIRA〉です。12月に入りましたね。一回目の卒論提出日まで三週間を切りました。最近はほとん […]
    長谷川ゼミ
Meta

ページの上部に戻る