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身体をめぐる商品史 展――国立歴史民俗博物館企画展

」展を見に行ってきた。場所は佐倉(千葉県)にある国立歴史民俗博物館(歴博)である。

明治以降の近代化のなかで工業化が進み消費文化が成立してくる過程で、いかに身体が再編成されてきたかを史料展示をとおして教えてくれる。

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中心になっているのは、百貨店、石けんやシャンプー、歯磨きなどの衛生用品、竹製のスキーやスケートなどのスポーツ用具、そして化粧品だ。

いま、わたしたちにとって当たり前のように感じられるさまざまな感覚や知覚や価値観は、いずれも構築されたものである。そうした知覚は、ある社会・ある時代に中にいるときには自明に感じられるが、それはわたしたちがその内部に座しており、「外部から観察する」という形式を措定することができないからだ。

たとえば昨今よく見聞きする「日本人はきれい好き」という言説。これも俗流であって史料的裏付けには乏しいという。日本で毎日の入浴の習慣が定着するのは内風呂が普及してからのことだ。少なくとも大正期から昭和前期もしくは中期までは、いま言われるような意味での「きれい好き」とは言いがたい状況であったようだ。

産業化した近代社会ではしばしば、生活のなかに「商品」という形をとってテクノロジーが浸透し、身体編制のうえで大きな役割を果たす。

』以降のぼくは、こうした研究をリスペクトしつつ、テクノロジーとの関係を「動く身体」「ふるまう身体」として、つまり動的なプロセスとして把握したいという立場である。

さいごに図録を買おうとしたら、「発行が遅れているため予約になります」と言われてしまった。めずらしい事態のようにおもわれたが、まあいろいろ事情があるのだろう。刊行後に送付してくれるという。もちろん予約してきた。

展示は12月18日(日)まで。

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