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映画『バンド・ワゴン』

市川のTOHOシネマズで上映、というので出かけていった。DVDなら自宅で何度でも観られるけれど、大きなスクリーンで観られる機会は、この先何回あるかわからないし。 作品については、もうあれこれ言うまでもない。名作である。そうに決まってい...
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映画『イン・ザ・ネイビー』

潜水艦もののコメディ。掘りだしものである。 当ブログ「散歩の思考」では、映画は映画館で観た作品だけをとりあげることを原則としているが、今回紹介する作品は例外だ。劇場未見、DVDで初めて観た。製作は1996年、日本でも公開されたらしいが...
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映画『Space Battleship ヤマト』

太平洋戦争に敗けてから65年。この間日本ではおびただしい数の特撮やアニメ作品がつくられてきた。そのかなりの割合を、なんらかの形で「戦争」を描く作品が占めている。この事実は何をあらわしているのか。 考えようによっては、戦後の日本社会は、...
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書評『荷風と東京』

紀伊國屋書店の運営している書評サイト『書評空間』に書評を書いた。投稿するのは、たぶん一年ぶりくらいではないか。 とりあげたのは川本三郎さんの『荷風と東京』である。川本さんの街歩きエッセイが好きで、よく読む。この本も単行本で出たとき...
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映画『借りぐらしのアリエッティ』

ひさしぶりに《あ》と《くんくん》と一緒に観に行った。いちおう夏休みらしいこともせねばね。 ジブリの新人監督デビュー作といえば過去の例からみて一種の鬼門なのだが、今回の米林宏昌監督は、まずまず健闘していたというのがぼくの意見である。 ...
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映画『樺太1945年夏 氷雪の門』

太平洋戦争の末期、というより、日本のポツダム宣言受諾後も継続した日ソ戦の主戦場のひとつ、樺太のたたかい。8月15日をすぎてもソ連軍は南下をつづけた。樺太南部西海岸にあった真岡では、ソ連艦隊による艦砲射撃がくわえられ、さらにソ連軍が上陸し、町...
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映画『トイ・ストーリー3』

「トイ・ストーリー」シリーズの最終回(?)の主題は、成長と別離だ。 子どもから大人になること。そこで不可避に生じる別離をめぐる葛藤。それを巣立つ側と見送る側とがそれぞれのやり方で受け容れ、乗り越えてゆくこと。成長と別離はアメリカの現代...
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映画『アリス・イン・ワンダーランド』

109分間、存分に味わうことができる。焼け跡を眺めているような気分を。 スクリーンを徘徊するのは、高度な映像技術ばかり。アリスの物語のwonderな部分をとことん陳腐に解釈し、よくある魔法世界の冒険活劇に矮小化しただけだ。アリスである...
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書評を書きました

共同通信配信の読書欄に、藤井淑禎『高度成長期に愛された本たち』(岩波書店、2009年)の書評を書きました。 原稿を提出したのが2月の半ば。3月7日ごろに掲載されたようです。「ようです」などと曖昧なのは、通信社の配信記事のため、あちこち...
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書評を書きました

小野俊太郎さんの『人間になるための芸術と技術』(松柏社、2009年)の書評を書きました。『図書新聞』2956号(2010年3月6日号)に掲載されています。図書新聞のウェブサイトでも読めるみたい。
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