観たり読んだり

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『雪の断章』と『魚影の群れ』

ユーロスペースで相米慎二監督全作品上映(+α)をやっている。『甦る相米慎二』出版時の2011年11月に回顧上映がおこなわれた。それが世界の映画祭をめぐってきたのちの凱旋、という趣旨らしい。 相米再評価の気運がここまで高まったのは、関係...
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吉田喜重の大島渚

亡くなった大島渚監督について、吉田喜重監督が日経新聞に追悼文を寄せていた(1/17)。慄然とさせられた。 周知のとおり、二人は一般に「松竹ヌーベルバーグ」の代表的人物と括られる。しかし、と吉田はいう。大島とは映画にたいする考え方におい...
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映画『しあわせのパン』

映画『しあわせのパン』を観た。北海道は洞爺湖畔でパン屋を兼ねたカフェ・マーニを営む大泉洋と原田知世をめぐるお話だ。 いまや一大ジャンルと化した感のある「一緒にごはんをたべて人生肯定系」に分類できる。一般的な感想はそちら方面に集中するだ...
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沖田修一監督

『キツツキと雨』を観てきた。抜群によかった。 『南極料理人』の沖田修一監督の新作。前作は映画館で二度観、DVDは予約して買い何度も観た。これからも観るだろう。『キツツキと雨』は楽しみに待っていた次回作だ。 脚本はオリジナル。監督...
その他の観たり読んだり

北川貴好フロアランドスケープ展

入試業務の季節となった。そのあいまを縫って、北川貴好フロアランドスケープ展を見てきた。水や植物がモチーフ。その「水」が、「生命の水」的なものではなくて、生活排水であったりするのが、いい。 会場のアサヒアートスクエアにはスタッフ...
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相米慎二のすべて 1980-2001

東京フィルメックスの一環としておこなわれていた『相米慎二のすべて 1980-2001 全作品上映』に行ってきた。相米慎二監督の没後十年ということで、作品13本すべてを上映するというもの。すばらしい企画だとおもう。 貴重な機会なので、全...
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映画『ステキな金縛り』

映画『ステキな金縛り』を観た。大ヒット中ということらしいが、三谷幸喜作品としては中程度の出来である。 作中でフランク・キャプラ監督の名前とともに、かれの代表作『スミス都へ行く』(DVDパッケージが映る)と『素晴らしき哉、人生!』(言及...
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映画『カーズ2』

夏休みの最後に《くんくん》と二人で観てきた。《くんくん》の第一希望は『劇場版ナルト2011』だったのだが、時間があわないことを理由に半ば無理やりこちらに変更させてもらった。 観たのは日本語吹替版である。監督はジョン・ラセターだから、お...
著作・寄稿のお知らせ

読書人上半期の収穫

今年も週刊読書人の読書アンケート「2011年上半期の収穫から」に寄稿させていただきました(7月22日号)。今回選んだのはつぎの3点です。 小野原教子『闘う衣服』(水声社) 伊藤昌亮『フラッシュ・モブズ』(NTT出版) 梅棹忠...
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映画『ウォール・ストリート』

オリバー・ストーン監督の『ウォール街』(1987年)の続編。2008年のサブプライム危機が舞台である。 原題には「マネーは眠らない」と副題がついている。ところが、凄んでみせるわりには、えらく拍子抜けである。 サブプライム危機がデ...
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