初めてのトラックバック

2月2日、Sammy’s Blogの Sammy さんからトラックバックをいただく。記念すべき第一号である。Sammy さんはメディア研究業界(そんなものありはしないが)で「ブログの神様」とよばれている──というのは冗談だが、早くからブログに取り組んでこられた研究者である。このブログのことは1月31日、つまり公開当日にただちに発見されていたらしい。まだなんの告知も連絡もしていないのに、だ。さすが神様は違う。

一方、初心者(ぼくのことだ)は間抜けである。

MTでは、トラックバックを受信すると、あらかじめ設定されたアドレスへ、その旨メールで連絡が入るようになっている。この連絡メールに貼られたリンク経由で、受信したトラックバックをうけつけるための指示をする必要があるのだ。だが、この連絡メールが行方不明になってしまい、Sammy さんのトラックバックに気づかずにいた。たまたまリンクを貼らせていただく許諾をメールでお出ししたところトラックバックの件が判明、あわててパソコンのHDD内を検索して当該メールを見つけだし、救出した。

原因を調べると、MTの設定には問題がなかった。MTから送られてくるトラックバック受信連絡メールが、なぜかメーラのフィルタリングに引っかかっていたのだ。まことに申しわけありません。

で、こちらからもトラックバックを送り返す。返していいのものかどうか、よくわからない。なにかぼくの知らないブログ界特有の複雑な儀礼体系があって、トラックバックを送り返すととんでもなく失礼な行為にあたる、というのでなければいいがと念じながら。

以上が、「初めてのおつかい」ならぬ「初めてのトラックバック」の顛末である。しかし、初めておつかいに出かけた子どもと決定的に異なるのは、ぼくのほうは一年たってもまだ同じような失敗をしていそうな気がしてならない、というところである。