アトラクションの日常

ここ数カ月、ほぼかかりきりで執筆していた原稿が、ようやくできあがった。月曜日の朝のことだ。メールに添付して編集の方に提出すると、晴れ晴れとした気持ちになった。

執筆の途上で二度ばかり「あ、これだ」と壁を突き抜けるみたいな感覚を感じた。最後のほうでは、ほとんど何にも遠慮しないで集中し、なんだか覚悟がさだまってきた。良くも悪くも、現時点でぼくのもっているものをすべて投入して書きあげたものだ。

もっとも、そんなエラソーに書いていられるのもいまのうち。あとでぜんぶ錯覚だったと落ち込むのが関の山かもしれないのだけど。

順調にいけば、夏の初めに出版予定。『アトラクションの日常』(仮題、河出書房新社)という。

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