W800にリコールのアナウンスが出ていることは前に書いたが、先日12カ月点検に出かけたショップで、あわせて対応してもらった。
整備台の上にあがった愛機W800。まずはオイルとフィルターの交換だ。それから身ぐるみはがされる。
第一のリコール対応箇所は、赤い矢印がさすあたりだ。
ハーネスのとりまわしが甘く、エンジンの熱などで痛む可能性があるという。明石の工場で組み立てるさい、どうしても個体差がでるのだそうだ。
U店長いわく「この個体は大丈夫ですね」とのこと。対策品のゴムカバーをかぶせて、おしまい。
第二の要対策箇所はこちら(赤い矢印)。
スロットボディをシリンダーからはずすと、丸い穴があらわれる。ここにはまっている黒いホルダを交換するのだ。
ホルダは樹脂でできているが、耐熱性が不足しており、硬化して、ばあいによってはエンジンがストールしてしまう恐れがあるという。
ところが古いホルダがなかなかはずれない。U店長がかなりがんばって作業。ラスペネを吹きかけたり、ナイフでほじったりして四苦八苦。なんとかはずれた。それがこちら。
二気筒なのでホルダは二つ。どちらもカチカチに硬化していた。U店長いわく「こりゃダメなわけだ」。
ホルダを対策品に交換したあと、元どおりにスロットルボディをシリンダーに装着する。
というわけで、わがWのリコール対応はぶじ完了である。