2020-06

メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 3——なぜ「列車」なのか?

シカゴ・ユニオン駅の地下ホームに入線したアムトラックのウォルバリン号。先頭はGEジェネシスP42DC型ディーゼル機関車(イリノイ州、著者撮影) その2のつづき。前回は、People Get Ready の英語の原詞を日本語に訳してみ...
翻訳

ヨルダン行きの列車に乗って 2——歌詞を訳す

グリーンフィールド・ヴィレッジのはずれから見たディアボーン駅構内留置線(ミシガン州、著者撮影) その1のつづき。 People Get Ready の歌詞の意味を整理してゆこう。 まず歌詞(英語)の確認だ。ネット...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 1—— People Get Ready (1965)

カラマズーにて(ミシガン州、著者撮影) 前回触れたマーヴィン・ゲイの What’s Going On は70年代に入ってからの曲だが、それよりも前、1960年代にも、公民権運動を背景にした曲は少なくない。 ザ・インプレ...
メディア論の視座

What’s Going On のアクチュアリティ

モータウン・ミュージアム(ミシガン州デトロイト、著者撮影) マーヴィン・ゲイの名曲 What’s Going On が、1960年代後半の公民権運動やベトナム反戦運動の高まりを背景に書かれたことはよく知られている。この曲にはこれまで...
メディア論の視座

21世紀の「奇妙な果実」

ビリー・ホリデイの代名詞ともいえる「奇妙な果実」(1939年)は、20世紀ポピュラー音楽を代表する名曲のひとつである。 最初に書かれたのは1930年のことだったという。作詞・作曲はルイス・アレン(本名エイベル・ミーアポル)というユダ...
薪ストーブ

今年も薪づくり その2

今年も薪ストーヴ用の薪づくりをした話のつづき。前回は、原木をチェンソーで玉切りにしたところまで。 玉切りのあとは、薪割りである。 基本的には、ぼくはぜんぶ手割りする。エンジン式の薪割り機があれば、作業が早くて楽なのだが...
メディア論の視座

「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 3

その1、その2からのつづき。 権力者がけっして「間違わない」制度 たしかに局面にかぎれば、権力集中体制は、上意下達で無駄がなく効率的に映ることもある。しかし、中長期的に見たときには、その強権的な顔貌と相反し、あ...
メディア論の視座

「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 2

その1からのつづき。 もしトランプの連邦軍投入が現実化していたら? もし万が一にも、トランプが連邦軍を私兵のようにつかい、自国民である抗議者たちに向けて使用していたとしたら、どうなっていただろう? 軍の権威は失墜...
メディア論の視座

「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 1

ラファイエット広場側から見たホワイトハウス(著者撮影、2017年12月) トランプの連邦軍投入発言 トランプ大統領の言動が、中国共産党のそれに似てきた。 全米にひろがるBlack Lives Matterの抗議活動をめぐ...
メディア論の視座

「コロナで世界は変わった」のか?

「アフターコロナ」「ニューノーマル2.0」「新しい生活様式」などといった類いの言葉が象徴するように、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大以後の世界のあり方をめぐって、「すっかり変わってしまった」とする言説が飛び交って...
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