2020-08

映画を観る

映画『日本のいちばん長い日』1967年版と2015年版を比較する

旭浜トーチカ。本土決戦にそなえて建設されたものだという(北海道、著者撮影) 映画『日本のいちばん長い日』には、岡本喜八監督・橋本忍脚本の1967年版と、原田眞人監督・脚本の2015年版がある。ぼくが前者を最初に観たのはおそらく小学生...
エッセイ

フリーランチは存在しない——寿都町の「核のゴミ」最終処分場調査応募問題

北海道の寿都町が高レベル放射性廃棄物——いわゆる「核のゴミ」——の最終処分場の調査に応募することを検討している、というニュースをネットで初めて目にしたのは8月13日夜だった。 翌14日の朝刊には各紙とも記事を載せた。北海道内...
映画を観る

塚本晋也の『野火』

75年目の8月15日がやってくる。この時期ぼくがよく観る映画について書きたい。塚本晋也の『野火』(2014年)である。 映画『野火』は、塚本晋也が長年あたためてきた企画だった。だが製作資金は集まらなかった。企画内容を聞くと、みな尻込...
エッセイ

歴史は、くりかえさないが、韻を踏む

「歴史は、くりかえさないが、韻を踏む」という格言がある。マーク・トウェインが言ったとされている。原典を確認していないが、いかにも言いそうなフレーズではある。 歴史は物理現象とはちがう。不可逆的であり、同一の事象は二度と起こら...
タイトルとURLをコピーしました