エッセイ

生活の風景

ストーヴ初焚き

今シーズン初めて薪ストーヴを焚いた。8カ月ぶりである。 夏に煙突掃除をしてもらい、炉内の耐熱板のひび割れに補修剤を塗ってもらった。写真は GRDIII で撮ったもの。黒いペーストみたいに映っているのが、その補修剤である。ついで...
エッセイ

新型インフルエンザ

子どもたちのかよう小学校では、いっとき収束傾向にあったインフルエンザ罹患者が、また増えている。 先々週は《なな》の学年が閉鎖となった。「学級閉鎖」はぼくも子ども時代に経験があるが、「学年閉鎖」というものがあるとは知らなかった。一週間の...
エッセイ

リハビリ初散歩

日曜日の夕方、左膝を傷めて以来、初めての散歩に出た。膝痛に追い打ちをかけるようにしていろいろとあり、ここ数週間、全般に超低空飛行だった。大学と病院に行った以外はほとんど外出していない。 谷沿いの住宅街をゆるゆるとくだる。川まで出ると土...
エッセイ

ただいま両松葉

両松葉というのは寿司屋の符牒ではない。松葉杖二本、という意味である。整形のお医者さまによれば。 羊蹄山に登ってから二日後、左膝が痛みだした。登山は近年稀にみるきつさだったから、そのダメージだとおもわれた。市川に帰ってから筋肉痛の薬を塗...
エッセイ

ぞうさん

新型インフルエンザは、うちの子たちのかよう近所の学校にも蔓延しつつある。ある日に2名だったのに翌日には10名、さらにそのつぎの日には14名、という勢いで感染児童が増加している。《みの》の中学では、かれの学年ごと閉鎖になった。さいわい本人はい...
自然の風景

紅玉

いまの家に越してきたとき、サカタのタネの通販で買った紅玉の苗を植えた。届いたときはただの棒切れのようななりだったのに、数年のうちにぐんぐん伸びて、いまでは二階の軒に届くまで生長した。そこに今年、いくつか実がなった。 もとより市...
空と雲と光

夏の終わり

写真は先の金曜日の月。 8月最後の週末である。子どもたちはそれぞれ夏休みの宿題の追い込みで忙しい。 《なな》は自由研究に雲の観察日記をつけるのだといって、8月11日から毎朝デッキから定点観測で空の写真を撮っていた。プリン...
その他のお知らせ

『マンガとミュージアムが出会うとき』

村田麻里子(関西大学社会学部)は、大学院の同期のひとり。といっても、ぼくはえらく薹のたった院生だったので年齢はむろん彼女のほうがずっと若いのだが、とくに博士課程時代は水越ゼミただひとりの同期であり、盟友である。 その村田がこの...
映画を観る

第二次南極料理人

さる私立高校の学校見学会という催しに行ってきた。受験生の《みの》の付き添いである。 ぼくの高校受験経験といえば三十年ちかく前の名古屋のそれだけだ。だから現在の首都圏の高校受験事情などまったくわからない。学校説明会や見学会など、当時の名...
ゼミ・授業

10日間

集中講義が終わった。昨年とはいろいろな意味でだいぶようすが異なっていた。この授業は同じ芸術メディア系列の岡本章先生や望月京先生とのチーム・ティーチングなので、三人そろって学生企画の打ち上げに参加したのち、二次会につきあうこともなく、よたよた...
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