生活の風景青面金剛 松戸に用ができたので、歩いてゆくことにした。小一時間かかる。 表通りから一本入った住宅地のあいだを抜ける。市川のほかの多くの道と同様、狭くて、自動車ならすれ違いに難儀するが、歩くにはぐあいがいい。さいわい猛暑の日中だったせいか... 2010.09.03生活の風景エッセイ
生活の風景青パト 青パトの当番で、小学校の学区をひとまわりしてきた。 青パトというのは市が募っているボランティアだ。小学校に配備されている市の公用車(といっても簡素な軽だが)に青色燈を載せて、学区内をパトロールする。子どもの安全というのが目的だ... 2010.08.27生活の風景エッセイ
自然の風景島牧からの便り 島牧から「残暑(酷暑)お見舞い」と題するメールをいただいた(ありがとうございました)。 7月末に集中豪雨があり、地下室に浸水してバケツ100杯ぶん汲みだした、とある。ユースのすぐ近く、道の駅「よってけ!島牧」のすぐ脇を流れる千... 2010.08.24自然の風景エッセイ
生活の風景正文館書店 東片端にある正文館書店。名古屋に帰省すると必ず立ち寄る。 似た名前のちくさ正文館もいい書店だが、ぼくがよく行くのは東片端にある正文館のほうだ。一時間から二時間ほど滞在してゆっくり棚をみてまわり、気に入った本をひとかかえ買って、... 2010.08.15生活の風景エッセイ
空と雲と光夏空 ゼミ合宿は充実のうちに終了した。それにしても修善寺は暑かった。都内と大差ないほどだった。 最終日は朝からきれいに晴れわたった。夏の空に夏の雲が浮かび、そこから強烈な陽射しが吹き出てくる。日の高さは盛夏のそれだ。だが奇妙なことに... 2010.08.04空と雲と光ゼミ・授業エッセイ
生活の風景まぶしい草野球 6年生になったばかりのある日、《なな》は突然、子供会の野球部に入部した。以来ほぼ毎週末、熱心に野球の練習に明け暮れている。その試合があるというので、見にいった。 行く先は、江戸川河口ちかく。巨大なパワーショベルやダンプトラック... 2010.07.18生活の風景エッセイ
その他の散歩旅陸にあがった潜水艦 呉に来ている。「てつのくじら館」というミュージアムに行った。海上自衛隊呉史料館というのが正式名称。海自の広報啓蒙施設であり、展示内容は掃海と潜水艦だ。退役した本物の潜水艦あきしおが鎮座し、じっさいに発令所など見学できる。 それ... 2010.07.02その他の散歩旅その他の乗りものわからない風景
わからない風景ウルトラマンエース 散歩コースの途中にウルトラマンエースがいる。いつもベランダに立ち、右手を突きだして律儀にポーズを決めている。 わざわざ遠回りしても、その前を通ってしまう。その姿を眺める。よく見るとからだを鎖で縛りつけられている。《くんくん》が... 2010.06.07わからない風景エッセイ
生活の風景《みの》の卒業式 《みの》が中学を卒業した。生後11カ月で保育園にかよいはじめて以来14年。ともかくまあ義務教育終了までたどり着くことができた。ひと区切りである。 卒業式はごくごくオーソドックスなものだったが、なかなか気持ちのこもったよいセレモ... 2010.03.11生活の風景エッセイ
わからない風景なまずくん 「まなずくん」とは《くんくん》の部屋履きのことである。 ある日、部屋履きに目玉とひげとしっぽをつけるのだと言いだした。かれが独力で発案したわけではなく、学校の授業で教わってきたらしい。《あ》に手ほどきしてもらい、うまれて初めて... 2010.02.22わからない風景エッセイ