メディア論の視座

その他の散歩旅

市民メディアサミット@札幌

初めての参加だった。とくに知り合いもいないまま、いわば飛び込みで参加したのだが、なかなか愉しく、勉強になった。運営にあたった事務局や関係者の方々に感謝したい。 もちろん、すべてオッケーというわけではない。課題も感じられた。全体に、マス...
メディア論の視座

夏休みから学ぶ

授業も終わり、試験も済ませ、期末課題も提出し、学生たちは夏休みを迎える。教員はまだ仕事があるのだが。先日何人かの学生と話した内容を総合すると、かれらの夏休みはおもに(1)バイト、(2)帰省、(3)旅行、に費やされるそうだ。 一方、わが...
メディア論の視座

グーグル切断

7月5日、グーグル・ブック検索が、ついに日本語版の運用を開始した。同サービスは、米国では2004年に開始されている。書籍の全文検索を可能にするというものだ。 グーグル・ブック検索は、出版や書物という観点からすれば、決定的である。その登...
著作・寄稿のお知らせ

「ユリイカ」石井桃子特集ほか

「ユリイカ」7月号は石井桃子さんの100歳記念特集だ。 石井さんは1907年生まれというから、レヴィ=ストロースより1歳年長ということになる。ふつうにいえば児童文学者という位置づけになるだろう。同号のアンケートに回答したように...
メディア論の視座

「仕方」の継承

ある授業でレポート課題を出した。与えられたテーマにかんして身近なひとに話を聞き、それをA4一枚にまとめる。簡単なものだ。 提出されたレポートをチェックしていると、いくつかの単語がバラバラとならべられているだけのものが現れた。見出しはお...
メディア論の視座

「18解禁」

着任2年目になれば授業や校務の負担はだいぶ軽くなる──といわれていたのだが、ぼくのばあいはどうもその法則はあてはまらないようだ。授業期間が始まったとたん、昨年以上の「三輪車操業」状態である。授業準備は大変とはいえ、それでも学生と接すること自...
映画を観る

地獄めぐりの一日

ぼくの専門はメディア論である。具体的な研究の局面として、いまのところ出版・コミュニティ・ミュージカルという三つが柱だ。昨日は、この三つを一日で経めぐることになった。たとえていえば、「地獄めぐり」の一日である。ダンテの『神曲』とはとてもいかな...
メディア論の視座

納豆ダイエット騒動

2週間ほど原稿その他諸事に追いまくられていた。ブログ更新もままならず、ろくに映画も見に行けなかった。テレビもほとんど見ないから、世間の動きを知るのに頼りになるのは新聞とネットだけという隠遁ぶりだ。で、この間、世間を騒がせていたのが『発掘!あ...
映画を観る

号泣する男たち現象

前回「フラガール」のエントリーで、登場人物がやたらに泣いたり大声で怒鳴ったりするのは、日本映画の「伝統」だと書いた。ほかのところでも、日本映画のスクリーンは涙に溺れそうだと述べたことがある。このような印象は、べつに最近もつようになったわけで...
メディア論の視座

「書く」と「描く」──カキモジストの系譜とその思想

大日本スクリーンといえば、編集者にとっては千都フォントやMacOSXでおなじみのヒラギノ書体のメーカーである。同社の運営するサイト「タイポグラフィの世界」がおもしろい。活字や書体や組版について語らせたら右に出る者はいないという強者ども──小...
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