メディア論の視座

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21世紀の「奇妙な果実」

ビリー・ホリデイの代名詞ともいえる「奇妙な果実」(1939年)は、20世紀ポピュラー音楽を代表する名曲のひとつである。 最初に書かれたのは1930年のことだったという。作詞・作曲はルイス・アレン(本名エイベル・ミーアポル)というユダ...
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「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 3

その1、その2からのつづき。 権力者がけっして「間違わない」制度 たしかに局面にかぎれば、権力集中体制は、上意下達で無駄がなく効率的に映ることもある。しかし、中長期的に見たときには、その強権的な顔貌と相反し、あ...
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「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 2

その1からのつづき。 もしトランプの連邦軍投入が現実化していたら? もし万が一にも、トランプが連邦軍を私兵のようにつかい、自国民である抗議者たちに向けて使用していたとしたら、どうなっていただろう? 軍の権威は失墜...
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「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 1

ラファイエット広場側から見たホワイトハウス(著者撮影、2017年12月) トランプの連邦軍投入発言 トランプ大統領の言動が、中国共産党のそれに似てきた。 全米にひろがるBlack Lives Matterの抗議活動をめぐ...
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「コロナで世界は変わった」のか?

「アフターコロナ」「ニューノーマル2.0」「新しい生活様式」などといった類いの言葉が象徴するように、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大以後の世界のあり方をめぐって、「すっかり変わってしまった」とする言説が飛び交って...
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大学時代に「危機」に遭遇するということ

ぼくのまわりにいる学生も含めて、大学生のこの時期にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)をめぐるこの一連の「危機」に遭遇したことを、不運だと考えているひとは少なくない。無理もないとおもう。大学へ入構もできないどころか外出さえ...
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SNS化したワイドショーとしての「自粛警察」

「自粛警察」という言葉をよく見かける。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)にかかわる自粛ムードのなかで、他人に「自粛」を強要し、逸脱していると判断した相手を執拗に叩くひとびとのことをいうらしい。当人が信じる「正義」にもとづくかぎり...
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横並びの食事・団らん抜きの「家族」——「新しい生活様式」と憲法改正自民党草案

緊急事態延長にともなって政府が持ちだしてきた「新しい生活様式」。とりわけ「横並びの食事・団らん抜き」の推奨が興味深かった話のつづきである。 政府の唱える「新しい生活様式」が想定する食事の場所が、飲食店なのか自宅なのかは不明で...
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オンライン・ビデオ会議における無発言者の存在感の無さについて

このような状況下、オンラインのビデオ会議・会合に何度か参加した。感想としては、もう会議のほとんどはこれで済むんじゃないか、というものだ。わざわざ出かけてゆく手間も時間も必要ない。 これまでも多くのひとが、世の中無駄な会議が多すぎると...
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一か月での終息は厳しい

緊急事態宣言の発出について、昨夕首相の会見があり、中継を見た。見終わった感想は、これでは一か月での終息はかなり厳しいだろうな、というものだった。 疫学的なことや政策的な事柄については、ぼくの専門ではないので、わからない。あくまで首相...
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