映画を観る

声と身体──『ドリームガールズ』

公開されたばかりの映画『ドリームガールズ』は、観て損のない作品である。 巷の認識では、今年のアカデミー賞で『バベル』の菊池凜子と助演女優賞を争う作品として、うけとめられているのかもしれない。そういうゴシップめいた話に惹かれて観に行くも...
エッセイ

O 脚

二月の大学は忙しい。たぶん初めて経験する学部の入試ということも関係しているのだろう。それで実際以上に忙しく感じるのかもしれない。こんなに忙しいなら靴でも買おうと思い立った。忙しさからの逃避なのかなんなのか、そのあたりは当人にはよくわからない...
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バブルとハムレット

舞台『Song & Dance ハムレット』(栗田芳宏演出、宮川彬良音楽、舘形比呂一振付、サンシャイン劇場)と映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(馬場康夫監督)をはしごした。なんちゅー取り合わせかと叱られるかもしれない...
映画を観る

『それでもボクはやってない』と『事件』

周防正行監督の新作『それでもボクはやってない』を観た。紀伊國屋書店の「 書評空間」のほうでは、これを浜田寿美男さんの著書『自白の心理学』(岩波新書、2001年)と関連づけて論じたが、ここでは別の視点から記しておきたい。 あちこちで話...
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『ユリイカ』2月号

ちょっと前後するけれど、『ユリイカ』2月号巻末エッセイ「われ発見せり!」欄に寄稿した。これも年末から正月明けにかけて執筆していた原稿である。短いけれど自由に書いてかまわないという話だったので、ミュージカル批評をやっていこうという宣言...
エッセイ

最初に言ってくれ

作家の志水辰夫さんのオンライン日記を愛読している(あ、小説もです)。先日、振込ひとつに3時間かかったことが記されていた。身元確認がやたらに要求されたり、そのための書類やら手続きやらが煩瑣になっているためだ。もちろんそれには悪用防止という大義...
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『論座』3月号は「人文書」特集

『論座』3月号は特集「「人文書」の復興を!」である。特集タイトルの名づけ方のセンスや、記事の内容については、立場によって受け止め方はさまざまだろう。とはいえ、ともかくも総合雑誌が「人文書」にかんして、こんなスタンスで取り上げること自...
エッセイ

授業であてられたとき

前回「納豆ダイエット騒動」のエントリーで、こう述べた。行為をするとは、小さな決定であり、行為の結果は決定した当人がまず引き受けるものだと。 ところが世の中にはしばしば、決定を棚上げにして結果を引き受けること、つまり責任を回避したがる傾...
メディア論の視座

納豆ダイエット騒動

2週間ほど原稿その他諸事に追いまくられていた。ブログ更新もままならず、ろくに映画も見に行けなかった。テレビもほとんど見ないから、世間の動きを知るのに頼りになるのは新聞とネットだけという隠遁ぶりだ。で、この間、世間を騒がせていたのが『発掘!あ...
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書評の見出し

『週刊読書人』に依頼されて書いた書評の掲載号が届いた。書評対象は、前岩波書店社長の大塚信一さんの著作『理想の出版を求めて』と、同じく岩波書店出身の川上隆志さんの著作『編集者』の二冊。いずれも編集部から指定されたものだ。 ところで、この...
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