わからない風景

なまずくん

「まなずくん」とは《くんくん》の部屋履きのことである。 ある日、部屋履きに目玉とひげとしっぽをつけるのだと言いだした。かれが独力で発案したわけではなく、学校の授業で教わってきたらしい。《あ》に手ほどきしてもらい、うまれて初めて...
メディア論の視座

iPadと電子書籍(2/2)

読書論といえば従前さまざまな蓄積がなされてきた。それらはそれぞれ、文芸批評や文化研究や認知科学など、基盤とする領域ごとに何系統かにわけられようが、いずれにも共通するのは、読書という一見受け身にみえる行為がじつはどれほど多様で創造的な営みであ...
メディア論の視座

iPadと電子書籍(1/2)

アップルからiPadが発表された。先月末のことだ。あれから二週間以上たつ。 日本の新聞・テレビなど既存マスメディアでは、電子書籍市場がいよいよ活気づくというような図式のなかで語られることが多い。出版業界もだ。米国で好調のアマゾンのKi...
ゼミ・授業

大学院入試

大学院の入試が終わった。手前味噌で恐縮だが、わが芸術学科の大学院は例年なかなか人気を集めている。今年も14名が受験した。 ぼくたち芸術メディア系列の教員(といっても三人しかいないのだけど)にとっては初めての大学院入試でもあった。学部に...
生活の風景

鰯に柊

柊鰯(ひいらぎいわし)。節分の魔除けだという。 大門通り商店街で発見した。実物を見たのは初めてだ。テストとトレーニングを兼ねて持ち歩いているGX200でさっそく撮影。ズームで寄ってみた。マクロで撮ったほうがよかったかな。
カメラ

またカメラを買う

またカメラを買った。2月は入試シーズンであり、個人的には物欲の風が吹き荒れる季節でもある。 買ったのはリコーのGX200である。もうVFキットしか残っていなかった。ヨドバシで値札57900円(ポイント15%)のところ、いろいろ...
エッセイ

だって

小学二年の《くんくん》のクラスに「いつも先生に叱られ」てばかりの男の子がいる。ふたりは毎日必ず一悶着おこし、クラスの子たちはそのやりとりを見ているらしい。先日こんなことがあった。 いつものように先生に怒られた男の子は、うつむいたまま「...
生活の風景

節分

「きょうは節分だよ」と子どもたちが口々にいう。 かれらの関心は節分そのものにあるのではない。恵方巻である。あの海苔巻きを1本まるかぶりで食べたいのだ。じっさい学童では一昨日に早くもおやつで恵方巻をいただいているらしい。あわよく...
登壇・レクチャーのお知らせ

おおた区民大学

2月最初の日は雨。夜にはこのあたりも雪になるという。 先日おおた区民大学というところで一コマだけ授業をしてきた。場所は蒲田、富士通の大きな工場の隣である。 メディアリテラシーのワークショップをという趣旨だったのだが、さすがに本格...
わからない風景

すべてはユニクロに

ブルックスブラザースの銀座店が閉店したのはしばらく前のことだ。場所は銀座のどまんなか、晴海通りから中央通りに折れてすぐの五丁目である。 ワシントン靴店のあるビルにはユニクロが入っていて、ブルックスと隣りあっていた。ぼくはどっち...
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