自然の風景

桐の木

銀座のさる百貨店の店頭に桐の木が生えてきた。この夏だけで背丈よりも高く生長した。この先どこまで大きくなるのか。──そんな記事を先日新聞で見つけた。じつはうちもそうなのだ。物置小屋の横に桐が生えてきた。植えた覚えはない。どこからか種が...
自然の風景

夏の終わり

例によって今年もお盆のあいだに夏風邪をひいた。 最初は扁桃腺が腫れる。つぎに腫れが気管支にさがって、ゴムホースを呑みこんだみたいに痛みはじめる。呼吸をすれども空気が入ってこないから頭が痛み、これに背中と腰の痛みがくわわる。大人...
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映画『崖の上のポニョ』

最近一本の映画を二度観ることが多い。《あ》によれば、昔からそういう癖だという(そうだったっけ)。この作品もやはり二度劇場へ観にいった。二度目のほうがよかった。 内容的に突っ込むべきところは少なくない。てんこ盛りの諸要素はうまく噛みあわ...
エッセイ

なぜ書くのか

たったいま原稿を一本しあげたところだ。ちょっと特殊な性質の雑誌から依頼されたもの。一般の書店店頭に陳列される類のものではない。とりたてて長くはないこの原稿、おもいのほか執筆が難航した。授業期間が終わってもまとまって時間がとれず忙しかったとい...
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映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

しばらく前に観た。哀しくさびしい映画である。 もちろん物語はあいかわらずだし、ハリソン・フォードも還暦をとうにすぎたとはおもえぬ元気さで、前作から19年というブランクなどなかったかのようだ。だが、いまは21世紀であって1980年代では...
ゼミ・授業

雷雨

集中講義ぶじ終了。学生たちは議論をつくし、頭を絞り、多くが土日も朝から晩まで白金に詰めて課題にとりくんだ。その成果は如実に発表の質にあらわれていた。すべての発表が終了すると、学生たちはバタバタと床にひっくりかえった。ほとんど寝ていなかったの...
メディア論の視座

花火

木曜金曜と集中講義で、週末をはさんで月曜まで続く。「講義」といっているが、実質はワークショップだ。芸術メディア系列の教員3名が総出で三日間びっちり張りつく。 学生に与えられるテーマは「なぜ働くのか」。チームごとに議論をして、じぶんたち...
映画を観る

ダグラス・サーク

PFF(ぴあフィルム・フェスティバル)の特別企画でダグラス・サーク監督作品の特集をやっている。この企画はすばらしい。たまたまチケットを譲っていただくことになり、まとめて観ることができた。サーク作品を観るのは初めてだ。 サークはメロドラ...
メディア論の視座

ハリー・ポッターとは何か

7月23日(水)はハリー・ポッター・シリーズ最終巻の発売日だった。各地の書店では、魔法つかいのとんがり帽子にマントをはおった売り子が登場したらしい。販促なのだろう。わが市川駅前の大杉書店でも、このくそ暑いさなか、初老の男性店主(?)が魔法つ...
Apple

iMacへの環境移行

長くUSキーボードをつかってきた。銀座のリアル店舗でデフォルトのJISキーボードから変更可能かどうか訊ねてみた。だがアカデミック価格では無理との返答だった。そこでオンラインで注文することにした。ついでにHDDを750GBに増量。当然アップル...
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