Macの冊子体マニュアル発掘 2 ――ソフトウェア篇

古いMacの冊子体のマニュアルがごっそり発掘された話、前回のハードウェア篇に引きつづき、今回はソフトウェア篇である。

Macの冊子体マニュアル発掘 1 ――ハードウェア篇
末っ子はこの春大学生となった。が、あいにくこの状況下、入学式は中止され、授業開始も遅れることになった。外へでるのもままならない。そこで空いた時間に、アルバイトとして書庫の整理をしてもらっている。外出自粛がつづくなか、自宅での時間の使い方と...
Mac OS 8.6。いまもMac OSという名称をつかうが、まるで別物。いわゆるClassic Mac OS

これはMac OS 8.6のもの。まだOS X以前で、1990年代後半だったような気がする。しょっちゅうフリーズして、どうしようもなかった。この時代はAppleの暗黒期で、Macをつかっているというだけで、莫迦じゃあるまいかと白い目で見られたものだ。いまからでは信じてもらえまい(村の古老になった気分)。

Mac OS X

こちらはOS X。どのバージョンのものか未確認だが、2000年代のやつだろう。いまは無料ダウンロード配信になったが、かつては有償で、店頭で販売されていた。隔世の感がある。

アプリケーションのマニュアルもでてきた。

ファイルメーカーProとクラリスワークス。手ぶれですみません

ファイルメーカーProとクラリスワークス。どちらもクラリス社からでていたが、このマニュアルはファイルメーカー社と名前が変わったときのものだったかもしれない。現物をよく確認すればいいのが、もう片づけてしまった。あらためて引っぱりだすのが面倒なので、ご勘弁ください。

Illustratorのマニュアル。背後にAdobe Type Libraryのマニュアルも見える

こちらはアドビのIllustrator。2000年代半ばごろのものだとおもう。

QuarkXpress

編集者時代につかっていたマニュアルもでてきた。これはQuarkXpress。かつてDTPソフトの代名詞だった。とにかくめちゃくちゃ高価だったような記憶がある。Quark社は、いまはどうなってしまったのだろうか?

Aldus PageMaker

Page Maker。こちらもDTPソフトの代表格だった。アルダス社はアドビに吸収されてしまったのだとおもう。

FireworksとDreamweaver。どちらもインターネットの一般利用が日本でも開始されたあと、個人でホームページをつくるのがひろまり始めたころのアプリケーションで、前者が描画用、後者がホームページ作成用だった。マクロメディア社もアドビに吸収されたように記憶している。

これらのマニュアルは、研究の資料になるかもしれないとおもい保管していた。けれど、どうやらそういう機会もなさそうなので、このさいアプリケーションのやつは捨てることにした。Macの冊子体マニュアルは、もうしばらく保管しておくつもり。

次回おまけ篇につづく。

Macの冊子体マニュアル発掘 3 ――おまけ篇
古いMacの冊子体のマニュアルがごっそり発掘された話、ハードウェア篇、ソフトウェア篇の本篇2篇に引きつづき、今回はおまけ篇である。四角い箱が発掘された。中身は、PowerBook G4の、取り替え用のバッテリーだっ...