観たり読んだり

著作・寄稿のお知らせ

日経書評欄「今を読み解く」

日経新聞書評欄のトップに「今を読み解く」というコーナーがある。毎回ひとつのテーマに沿って複数冊を紹介するというもの。今回、「出版の現在」というようなテーマをもらい、執筆する機会を得た。そこで、ぼくなりに「流通」を軸に据えて、書いてみた。 ...
著作・寄稿のお知らせ

日経書評

初めての新聞書評を、日本経済新聞に書かせていただいた。今日が掲載日だという。わが家では定期購読していないが、日経ならコンビニで簡単に手に入るだろう。所用のついでに近くの店に立ち寄ってみた。 期待はあっさり裏切られた。日経を置いていない...
ミュージカルを観る

バレンボイムの『ドン・ジョバンニ』

バレンボイム指揮の『ドン・ジョバンニ』を観てきた。場所は東京文化会館。5万円もするチケットを、じぶんで買えるわけがない。もともと両親が観に行くつもりで購入していたものを、事情で譲ってもらったのだ。 この舞台のオペラとしての批評は適任者...
ミュージカルを観る

ヘアスプレー

ブロードウェイでロングラン中のミュージカル『ヘアスプレー』の来日公演が始まった。 ジョン・ウォーターズ監督の同名映画(1988年)を舞台化したものだ。手練れのスタッフによって、原作映画のアクは適度に消毒され、シックスティーズの気分でく...
ミュージカルを観る

とりあえずピーナッツ

ル・テアトル銀座で上演中のミュージカル『ザ・ヒットパレード──ショウと私を愛した夫』。テレビドラマをもとにしたものだが、むしろ舞台向きの題材だったようだ。作品についてはいずれ書く機会もあるだろう。とりあえず、瀬戸カトリーヌと堀内敬子の「ザ・...
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地獄めぐりの一日

ぼくの専門はメディア論である。具体的な研究の局面として、いまのところ出版・コミュニティ・ミュージカルという三つが柱だ。昨日は、この三つを一日で経めぐることになった。たとえていえば、「地獄めぐり」の一日である。ダンテの『神曲』とはとてもいかな...
ミュージカルを観る

モンティ・パイソンからウェールズへ

コペンハーゲンからロンドンに到着した。整然として落ち着いたコペンとは打ってかわったヒースロー空港の雑然たるようすは、むしろぼくには身の丈にあっている。BBC でヒアリングを済ませたあと市中へ出、調査チーム全員で、やたらに混雑するチャリング・...
映画を観る

声と身体──『ドリームガールズ』

公開されたばかりの映画『ドリームガールズ』は、観て損のない作品である。 巷の認識では、今年のアカデミー賞で『バベル』の菊池凜子と助演女優賞を争う作品として、うけとめられているのかもしれない。そういうゴシップめいた話に惹かれて観に行くも...
映画を観る

バブルとハムレット

舞台『Song & Dance ハムレット』(栗田芳宏演出、宮川彬良音楽、舘形比呂一振付、サンシャイン劇場)と映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(馬場康夫監督)をはしごした。なんちゅー取り合わせかと叱られるかもしれない...
映画を観る

『それでもボクはやってない』と『事件』

周防正行監督の新作『それでもボクはやってない』を観た。紀伊國屋書店の「 書評空間」のほうでは、これを浜田寿美男さんの著書『自白の心理学』(岩波新書、2001年)と関連づけて論じたが、ここでは別の視点から記しておきたい。 あちこちで話...
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