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観たり読んだりのアーカイブ

身体をめぐる商品史 展――国立歴史民俗博物館企画展

「身体をめぐる商品史」展を見に行ってきた。場所は佐倉(千葉県)にある国立歴史民俗博物館(歴博)である。

明治以降の近代化のなかで工業化が進み消費文化が成立してくる過程で、いかに身体が再編成されてきたかを史料展示をとおして教えてくれる。

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中心になっているのは、百貨店、石けんやシャンプー、歯磨きなどの衛生用品、竹製のスキーやスケートなどのスポーツ用具、そして化粧品だ。

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『七人の侍』4K版のすばらしさ

黒澤明監督の名作『七人の侍』4K版を観てきた。この作品はもう何度観たことだろう。今回はデジタル修復された4K上映ということで期待していたが、ぼくの予想を上回るすばらしさだった。やっぱりできれば大きなスクリーンで観たほうがいいとおもいます。

全体に画面は明るく鮮明になっていた。以前に観たときにはややテンポが重いかなとおもったこともあったのだが、今回このような良好な状態で観ると、そのような重めのテンポもむしろ落ち着きと感じられた。つまり、少しずつテンポをあげながら徐々にクライマックスへと加速してゆく流れを感じとることができた。

予想外の収穫だったのサウンドである。この作品は、三船敏郎の菊千代はじめ、いろんな人物たちが怒鳴るようにしゃべることが多く、何をいっているのか聞き取れないことが少なくなかった。今回はそれがかなりクリアになっていた。さらに、馬の走る音や、町中の雑音、森のなかで木々がざわめく音なども、はっきりしているようにおもわれた。

こうした修復作業は地味で根気のいることだろうが、十分に敬意の払われるべき仕事だとおもう。

デジタル修復作業にかんする詳しいインタビューを見つけたので、ご興味のある方は読んでみてください。
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2016/10/17/50246-2.html

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ドリームガールズ

東急シアターオーブでミュージカル『ドリームガールズ』を観た。来日公演はこれで何度目だろう。

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今回のエフィ役モヤ・アンジェラがすばらしい。お客さんたちも大感激といったところであった。

エフィは2006年の映画版ではジェニファー・ハドソンが演って、ディーナ役のビヨンセを完全に喰っていた。もともとこの作品はエフィ役でもっているようなものであり、エフィ役を観に行くようなものである。

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映画『帰ってきたヒトラー』――大衆迎合主義の「正しい」実践法 2/2

帰ってきたヒトラー』の話のつづき。前回はこちら

オリヴァー・マスッチ演じるヒトラーは、ヒトラーがたんなる「怪物」や「極悪人」なのではなく、またそのように理解してしまうことの危険性を説得的に示している。

かれがなぜ選挙で選ばれ、あれだけのひとびとの支持を集めることができたのか。それは、かれ自身がひとを惹きつける「魅力」をもち、人間の心の奥底をとらえる洞察力をそなえ、それらを十全に機能させるためのテクニックに通じていたからだ。

ドイツ全国行脚の場面をはじめとする諸場面は、マスッチ扮する「ヒトラー」が実際の街中へ入っていき、ふつうの市民と話をするというドキュメンタリー的な手法で撮られたという。実在するらしい右翼的な政治団体の事務所へ乗り込む場面まである。おまえらのやり方じゃ生温いんだみたいなことをいって罵倒したりするのである。

どこまでが仕込みで、どこまでがセミドキュメンタリーなのかは、観ているだけでははっきり判別はできない。いずれにしても、演じるほうも演じさせるほうも、よくそこまでやったものだと感心する。

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映画『帰ってきたヒトラー』——大衆迎合主義の「正しい」実践法 1/2

英国は国民投票の結果がEU離脱と出て、日本は参院選の真最中。このタイミングで観にゆくにはうってつけ、かもしれない作品である。

公式サイトはこちら。http://gaga.ne.jp/hitlerisback/

     *

ドイツ第三帝国崩壊の迫る1945年4月のベルリンで自殺したはずのヒトラーが2014年に転生(タイムスリップ?)する。誤解が誤解をよび、キワモノ泡沫モノマネ芸人としてテレビに登場する。が、ほどなく人びとを魅了してゆく。

ワンアイディアものなのか、あるいはお説教的なのかもと事前には危惧しないでもなかったが(原作は未読です)、いろんな意味でよく練られた良作だった。メッセージは明快で、風刺も効いていながら、しっかり笑わせもする。

ヒトラーが画家志望だったという有名な史実をうまく活かしたギャグなどもあり、とくに中盤までは笑わせる場面が連続する。これも大切なことだ。なにしろ1930年代にも「みんな最初は笑っていた」のだから。

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