ゴミ箱を買う

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キッチンのゴミ箱を新調した。ヒューマンスケール社という米国の会社の製品だ。ゴミ箱としてはそれなりにいい値段がするが、質感も使い勝手もよい。

これまでは、十年以上前に通販で買ったものをつかっていた。全体はFRPか何かでできていて、足でペダルを踏むと蓋が上にパコッと開く。便利だったので、今回も同じようなタイプを探してみた。うちに送られてくる通販カタログをみて、候補をあげてみた。だが、どれもいまひとつピンとこない。ネットで探して、このヒューマンスケール社のゴミ箱を見つけた。何種類かあったが、ぼくが選んだのは、蓋が両側に開くバタフライ式というやつだ。

全体はステンレス。シンプルなデザインだが、細部までよく考えられている。ペダルは軽く、踏んだ勢いで本体が動くようなことはない。バタフライ式だから気密性はいまひとつ。ゴミ箱の内部に引っかけるビニール袋の口は、まめに結んで閉じておいたほうがよさそうだ。

ゴミ箱ひとつだが、適当につくられたものと、ゴミを捨てるという行為をよく考えたものとでは、ずいぶんちがう。個々のちがいは、けっして大きなものではない。だがそれらを積分して全体として見ると、両者は似て非なるものとなる。なにもゴミ箱に限った話ではない。

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