幻の卒業式と誕生日

昨日3月18日は、本来であれば本務校の卒業式のはずだった。しかし、ご多分に漏れずCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大予防対策の一環ということで、中止された。

卒業式の中止は3.11直後のとき以来である。それでも9年前は学位記授与式はおこなわれた。今回はそれも中止。謝恩会もキャンセルされた。学生たちには直接「おめでとう」といってあげたかったが、出校そのものが禁止されており、それもかなわなくなってしまった。

ところで、この日はぼくの誕生日でもある。近年はかなりの確率で卒業式と重なるので、じぶんのことは後まわしになりがちなところ、今年は予期せぬ形でぽっかり空いてしまった。どうしたものやら。

誕生日を祝うという歳でなくなってひさしい。お祝いをくれたのも〈あ〉だけ。もらったのは、写真の品々である。

  • 粉ふるい
  • ざる
  • ちいさなおろし金

なぜこの取りあわせなのか、その意図は不明。〈あ〉に訊いても、返答は要領を得ない。そういえば、粉ふるいとざるは、ちょうどこれまでつかっていたものが壊れたところだった。誕生日プレゼントとはいうものの、けっきょくキッチンに常備されることになるのだろう。じじつ今朝にはそのとおりになった。

なんによせ、この歳になって誕生日のお祝いをいただけるだけでもありがたいことである。

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