桜を見にゆく 1

里見公園まで桜を見にいった。土曜と日曜、二日つづけて。

まず土曜日。桜は、ちょうど咲きはじめたところだった。

ふだんは通りに雪洞が吊され、屋台が出て、芝生広場では出し物があったりしてにぎやかなのだが、今年はそういったイベントは中止のようだった。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)をめぐるイベント自粛の一環であろう。

それでも、というべきか、自粛ムードの鬱屈を晴らすためなのか、この日はおおぜいのひとがでていた。

飲食はご遠慮くださいの貼り紙が園内に貼られていた。

とはいうものの、貼り紙を見たのか見ていないのか、例年のごとくみなさん飲食しまくり。

もっとも、園内の売店も営業していたから、飲食を推奨しているようなものだ。言ってることとやってることが噛みあっていない。

3月なのに4月みたいな陽気だった。江戸川の川面がキラキラと光り、土手が若草色に染まり、その向こうで東京の下町方面が陽光に照らされていた。

翌日はもっと暖かくなった。

つづく。

桜を見にゆく 2
土曜日の桜は咲きはじめたばかりといったようすだった。翌日の日曜日もぽかぽか陽気だった。気温はどんどん上がり、昼過ぎには22℃に達した。東京では桜が満開、史上二番目の早さ、とのこと。里見公園の桜も、一晩でいき...
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