COVID-19

エッセイ

歴史は、くりかえさないが、韻を踏む

「歴史は、くりかえさないが、韻を踏む」という格言がある。マーク・トウェインが言ったとされている。原典を確認していないが、いかにも言いそうなフレーズではある。 歴史は物理現象とはちがう。不可逆的であり、同一の事象は二度と起こら...
エッセイ

オリンピックの代わりに「GoTo」が始まった日

本日2020年7月22日は、もともと2020年東京オリンピックが開幕するはずの日だった。ところが現実にはオリンピックは延期されてしまい、その代わり——というわけでもないのだろうが、結果的にこの日に開始されたのは、「GoTo」ナント...
メディア論の視座

「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 2

その1からのつづき。 もしトランプの連邦軍投入が現実化していたら? もし万が一にも、トランプが連邦軍を私兵のようにつかい、自国民である抗議者たちに向けて使用していたとしたら、どうなっていただろう? 軍の権威は失墜...
メディア論の視座

「間違い」をめぐる二つの制度——トランプの言動から考える権力の分散と集中 1

ラファイエット広場側から見たホワイトハウス(著者撮影、2017年12月) トランプの連邦軍投入発言 トランプ大統領の言動が、中国共産党のそれに似てきた。 全米にひろがるBlack Lives Matterの抗議活動をめぐ...
メディア論の視座

「コロナで世界は変わった」のか?

「アフターコロナ」「ニューノーマル2.0」「新しい生活様式」などといった類いの言葉が象徴するように、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大以後の世界のあり方をめぐって、「すっかり変わってしまった」とする言説が飛び交って...
メディア論の視座

大学時代に「危機」に遭遇するということ

ぼくのまわりにいる学生も含めて、大学生のこの時期にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)をめぐるこの一連の「危機」に遭遇したことを、不運だと考えているひとは少なくない。無理もないとおもう。大学へ入構もできないどころか外出さえ...
メディア論の視座

SNS化したワイドショーとしての「自粛警察」

「自粛警察」という言葉をよく見かける。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)にかかわる自粛ムードのなかで、他人に「自粛」を強要し、逸脱していると判断した相手を執拗に叩くひとびとのことをいうらしい。当人が信じる「正義」にもとづくかぎり...
メディア論の視座

横並びの食事・団らん抜きの「家族」——「新しい生活様式」と憲法改正自民党草案

緊急事態延長にともなって政府が持ちだしてきた「新しい生活様式」。とりわけ「横並びの食事・団らん抜き」の推奨が興味深かった話のつづきである。 政府の唱える「新しい生活様式」が想定する食事の場所が、飲食店なのか自宅なのかは不明で...
エッセイ

「新しい生活様式」を読んで戦時国策スローガンを思い出した話

緊急事態が(予想どおり)延長されることになったが、そのさい併せて「新しい生活様式」なる摩訶不思議なお達しが発せられた。 「新しい生活様式」の奇怪さについて語りだすときりがないので、ここでは「日常生活の各場面別の生活様式」という項目で...
料理

自粛生活その1——甘夏でジャムをつくる

外出自粛がつづく。買出しに出たさいに見切り品の柑橘を見つけた。ラベルには品種の記載がなかったけれど、おそらく甘夏とおもわれる。4つ入っていた。少々いたんでいる。これでジャムをつくってみた。 甘夏4つ。うち2つにはやや傷みが見られ、1...
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