エッセイ

オリンピックの代わりに「GoTo」が始まった日

本日2020年7月22日は、もともと2020年東京オリンピックが開幕するはずの日だった。ところが現実にはオリンピックは延期されてしまい、その代わり——というわけでもないのだろうが、結果的にこの日に開始されたのは、「GoTo」ナント...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 7——基層としての黒人霊歌

ザ・インプレッションズの名曲 People Get Ready の歌詞を、北米における黒人の歴史と文化に即して理解してゆく話その7。前回(その6)はこちら。 前回(その6)では、歌詞中の列車がなぜヨルダン行きなのかという前々...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 6——「約束の地」ヨルダン川

People Get Ready の歌詞にいう「ヨルダン」とは、国や街ではなく、具体的には「ヨルダン川」のことをさしている。そして「ヨルダン川 River Jordan」とは、先述したアンダーグラウンド・レイルロードの隠語で、オハイオ川 ...
料理

庭の林檎でケーキ

雨はなかなかやまない。風も吹く。こちらも吹き荒れるばかり。 この雨風で振り落とされたのか、庭に林檎の実が落ちていた。最初はひとつ、数日後に二つ。いずれも紅玉だ。毎年たいていこの時期に落果してしまう。 落果した紅玉、ひとつめ ...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 5——ヨルダンとはどこか?

People Get Ready の歌詞において中心となっている「列車」のモティーフは、19世紀に実在した奴隷黒人逃亡支援を目的とした地下組織「アンダーグラウンド・レイルロード(地下鉄道)」の記憶と結びついていると前回(その4)にて述べた...
その他のお知らせ

宮本裕子さん『フライシャー兄弟の映像的志向』

宮本裕子さんが初めての著書『フライシャー兄弟の映像的志向』(水声社)を上梓されました。 宮本さんはわたしたちの大学院(明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻)の修了生で、博士論文をもとにまとめられたのが、この御本です。 ...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 4——アンダーグラウンド・レイルロード

People Get Ready の歌詞に登場する「列車」は、まさに列車でなければならないという必然性にもとづいている。そしてそれは、実在の列車のことではなく、想像的な列車であり、重層的なメタファーである。メタファーが1枚だけではなく重層...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 3——なぜ「列車」なのか?

シカゴ・ユニオン駅の地下ホームに入線したアムトラックのウォルバリン号。先頭はGEジェネシスP42DC型ディーゼル機関車(イリノイ州、著者撮影) その2のつづき。前回は、People Get Ready の英語の原詞を日本語に訳してみ...
翻訳

ヨルダン行きの列車に乗って 2——歌詞を訳す

グリーンフィールド・ヴィレッジのはずれから見たディアボーン駅構内留置線(ミシガン州、著者撮影) その1のつづき。 People Get Ready の歌詞の意味を整理してゆこう。 まず歌詞(英語)の確認だ。ネット...
メディア論の視座

ヨルダン行きの列車に乗って 1—— People Get Ready (1965)

カラマズーにて(ミシガン州、著者撮影) 前回触れたマーヴィン・ゲイの What’s Going On は70年代に入ってからの曲だが、それよりも前、1960年代にも、公民権運動を背景にした曲は少なくない。 ザ・インプレ...
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